手打ちおろし金デザイン・制作・販売
2018. 2021 Good デザイン賞受賞
Hand-made grater,design,production and sales
KISYUSHINKE
About
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grater
おろし金は、一目一目タガネにより立てた刃物になっており、食材をすりおろす
ひと工程で、一品の料理になる唯一の調理器具です。2013年、和食は日本人の伝統的な食文化と評価され、ユネスコ無形文化遺産に登録され、注目を浴びています。
おろし金もその食文化を支えてきた調理器具の一つです。
素材--純銅99.9%、錫99.9%。
(1984年、当時の厚生省は銅の錆とされる緑青は、無毒同様と承認)
銅は、耐久性・加工性に優れ、銅イオンの微量金属作用により、殺菌力もある優れた素材です。
紀州新家おろし金は、従来のチリトリ型から進化させた形状となっております。
持ち手が特徴的で、手のひらに乗せる、持ち手を握る、置いて使う、容器に引っ掛ける、といった多様な使い方が出来るようデザインしています。
また、手作業での研磨による鏡面仕上げにより、菌の付着も抑制しています。
(全て手作業の為、研磨による擦れ傷、錫むら等が見られる場合があります。)
この形状により2018 ,2021年 グッドデザイン賞受賞。
ミシュラン三つ星シェフ、有名料理店料理長にもお使い頂いております。
紀州新家の取り組み
純銅おろし金は、【1712年寺島良安和漢三才図会記載】江戸時代より、現在まで続く300年もの歴史ある調理器具で、日本固有の文化です。しかしながら、国内のおろし金専門店は激減し、全国に3軒というのが現状です。
その数少ない職人でさえ、高齢化・後継者不足。貴重な文化の存続の危機が迫っています。
この現状を知り、またこの美しい調理器具の存続を願い、自ら伝統工芸の道に入り、独学で修行し、活動しています。
現在に準じたデザイン、作業性を考慮し、素材を生かせた独自の目立てで、製作しています。(300年の歴史上ない形状)
紀州新家おろし金は、一目一目が刃物。磨るより”切る”に近く、円を描く事なく 僅かな力で下ろす事が出来ます。
細胞や繊維をこわさすことなく磨れる為、水分を逃さず、
素材の美味しさを引き出します。
About
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Project
Profile
30年余り、建築、ガーデニング業に携わり
2017年より独学で手打ちおろし金の世界に入る。
おろし金保存継承プロジェクトを立ち上げ、
独自のおろし金製作、開発に努める。
I have been engaged in the
Building and Gardening business for thirty years. Since 2017, I have been training as a self taught hand-made grater craftsman.
it's my hope and misson to preserve and continue the art of Japanese grater making.